圧縮と解凍について、改めて学んでみませんか?

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ちとら氏製作、Lhazソフト

誰でも利用した事がある

インターネットを利用していると必ず出くわす物がある、特にネット上でデータ交換や送信などをしてもらった際に受け取ることになるものとして、『圧縮されたファイル』をよく見かけるだろう。この圧縮されたファイルというのは、送る相手側にもよるが複数のファイルをひとつにまとめて送ることが出来るという、お得な方法だ。今更感もあるが、言葉で表現するとしたらそのようにしか筆者には表現できないので、見逃して欲しいところでもある。圧縮ファイルの利用については様々だが、時には友人などからある種のデータをいくつも送信してもらいたいとなった場合に、この圧縮ファイルが利用されているのが通説だ。

このように圧縮ファイルを利用することによって得られる価値としては、大体二つほどその便利な点を上げることが出来る。

  • 1:複数のファイルを1つにまとめて解凍すれば、パソコン上で全て一気に展開することが出来る
  • 2:データ送信時における容量制限をそこまで気にすることなく、送信することが出来る

こうした利点から圧縮ファイルが当然のように使われるようになっっていった。それは現在にまで引き継がれているが、そもそもこの圧縮ファイルというものがいつ頃から誕生していたのかについては、日本にパソコンがまだ流通する前から誕生していたという。その頃からすでに圧縮したファイルをパソコン上から受け取ることが常態化していき、日本でも当然のように利用されるまでに至ったということになる。

実際圧縮ファイルを利用することでかなりの確率で便利になる事は間違いなく、筆者も自身所有のパソコンを所持し始めてからそれほど時間が経過する事無く、利用するようになっていった。それくらい身近な存在となっている圧縮ファイルについてだが、送る側は良いとしても受信側として受ける側ではその圧縮されたファイルを解凍するソフトに何を利用しているのか、という点で迷ったりするときもあると答える人がいると思う。特にパソコンを今まで持ったことがない人であれば、まずどんな圧縮解凍ソフトを利用すればいいのかというアドバイスをくれると思う。パソコンの扱いに慣れている人ならそうした細かいところでも相談することは出来ると思う。ただ圧縮解凍ソフトについていうなら、非常に有名すぎる無料ソフトウェアがインターネット上で配布されている事はご存知だろう。有名すぎるほどのフリーソフトとして名高い『Lhaz』、現在でもこの圧縮解凍ソフトを当然のように利用している事は疑うどころの話ではない。

個人のプログラマーが開発したソフトウェア

このLhaz(ラズ)を開発したのはプログラマーなのは言うまでもないが、このファイルの特徴は何といっても無料だ。無料ということはそれはつまり、無償で誰でも利用できるように公開しているため、料金的なものは発生しないのが、特徴だ。月々でも多いときには20,000件ものダウンロードが発生するなどしているにも関わらず、作った本人はあたかも当然のようにインターネット上で提供を開始した。Lhazが公開されたのは1999年のこと、もうすぐ2000年問題が出てくるなどといわれていた年の前年度にこのプログラムの初期バージョンが誕生した。その後の動向としては言うまでもなく、日本全国に浸透するようにして知れ渡るまでになった。わざわざ買う必要もなく、ダウンロードするだけで簡単にソフトが手に入るのであればそれに越したことはない。パソコン関係のソフトともなれば購入すると、かなりの額になってしまうときもある。この頃は筆者もまだパソコンというものに対して興味は無く、よくて家電量販店にてディスプレイ商品とし展開されているものを弄っている程度だった。

時代も時代だったので一部の人間しか利用していなかったわけだが、それはつまりこのソフトを開発したプログラマーはこの頃から既にコンピューターに関わっていた、という事実に気付くだろう。それもそのはず、このLhazの開発者は『ちとら』と呼ばれる方で、日本にパソコンが導入されたばかりの頃から活動しているプログラマーだ。現在でもインターネットではLhaz以外にも無料で配布されているフリーソフトは数知れずといったように多く見受けられる。中には企業が率先して配布しているものもあれば、個人で製作して思いのほか使い勝手がいい事に気付いたので親切心から、というような例もあるとのこと。現在までのこうしたパソコン関係のフリーソフトの提供は、日本でパソコンが日常生活に不可欠な時代から利用していた人々の、絶え間ない努力をもってして誕生していったのだ。

Lhazについて

ではちとら氏が開発したその圧縮解凍ソフトであるLhazとはどのような性能を持っているものなのかについて、話をしよう。こちらについても全く触った事がない、もしくはパソコンを始めたばかりという人以外では、あらかた知っているとは思うが、その特徴としては『実行時の動作をユーザーが選択できる』というところに、このLhazの個性が出てきている。どういうことかというと、例えば受信してきた圧縮ファイルを解凍する時、そのファイルが何処に格納されるかはコンピューター上で勝手に処理される事がほとんどだからだ。ただそれも最適化して常に同種のファイルを格納などしていれば、自然とそちらに配置されたりすることもあるので不便ということでもないが、時々解凍して展開されたソフトが何処にいったのかが分からなくなってしまったという経験があれば、理解できるだろう。これには程ほど自身も悩まされていることで、毎度ファイルが必要な時に探すとなってパソコン上をくまなく捜索しても出てこなかった、ということもある。

そうしたちょっと困ったことにならないのがこのLhazの特徴で、具体的な解凍後の展開はというと、解凍したいファイルを指定した後、圧縮するのか解凍するのかを選択し、その後どちらの選択においても出力先として何処を指定するのかといったように、何かしらの動作を伴う場合には必ずそれに見合うだけの選択を行うことが出来るので、利便性として申し分ない。初心者の人には中々難しいところにもあるが、パソコンに慣れている中級以上の人間にとってあれこれと自分なりに介入して出力先を指定できるという意味では、お手軽機能といえるだろう。もちろんまだよく分からない人でもこのLhazを使用することは出来るので、その場合には予め設定をしておくとすぐに利用できる。手間隙かけるのが面倒くさいと考えている人もいるかもしれないが、そういう人にはこのLhazは逆に不向きという側面もあるので、自分なりにこだわりを持っている人ならこのLhazは、やりこみ具合の高いものとなっている。

ではLhazの良点と欠点の二つをまとめてあげてみると、このような部分が上げられる。

Lhazの良点
  • 1:解凍なしに圧縮ファイルの中身を確認することが出来る
  • 2:解凍するファイルの出力先を毎回指定できる
  • 3:動作が安定しているので、信頼度が高い
  • 4:ファイルを分割して圧縮することが出来る
Lhazの欠点
  • 1:操作方法がやや複雑になっているので、面倒が嫌いな人には不向きな部分がある
  • 2:ファイルの対応形式がそれほど多くはない

プログラマーだが、営利目的ではない

Lhazの特徴としてはこのようになっているが、いざこうして考察してみるとこれが本当にフリーソフトとして配布されているというのが、少し信じられないところだと思う。それは誰もがそう思ったことだろう。無料でこれだけの性能を持っている圧縮解凍ソフトが出てしまったら、困るのはソフト関係の開発を行っている企業だ。自分たちがいかに優れたものを開発しても、ちとら氏もプログラマーとしての意地とプライド、そして技術も日々成長しているという点を考慮すれば、並大抵の圧縮解凍ソフトを開発するのは決して容易ではない。開発当初、企業側の心理としては『何を余計なことをしてくれてやがるんだ・・・・・・』などと思っていたのではないだろうか。

そう考えると、ちとら氏が開発したLhazが無かった場合現在のような解凍圧縮ファイルは誕生していたとしても、人気が出ていたかどうかは微妙なところだろう。そもそも解凍ソフトを企業側が商売として販売していた可能性も出てくる。一度ライセンスとして発売されてしまったら、それこそ解凍ソフトの商売道具が世に出回っていた、なんてことも考えられるのでそれはそれで面倒な部分でもある。ちとら氏がこうして無料のフリーソフトを開発してくれたことで、今の我々が必要なソフトにまでお金を掛けなくていいのもこれに越したことはない。